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    宝島旅行記2006年夏2

    • 2007.06.29 Friday
    • 01:01
    8月25日
    宝島の中継まであと2日。

    朝、9時集合に合わせ、8時半に2キロ歩いて製作スタッフの居るコミセン前へ向いました。


    到着するや否や、多少は張りつめた空気を感じ、「クビにならないかなぁ〜」と多少不安を感じる。
    というのも、前回も言いましたように、私は島民役として金属探知機補助をする役割です。その島民に扮した一般人が、現場の製作に携わるというのは、番組の情報が漏れる心配があり、とてーも製作スタッフとしては危険な存在でありました。

    テレビ製作というのは、
    「番組情報が漏れる」
    などというのはとてーも怖いことで、4日間番組制作に携わりましたが、台本を「見せて」と頼んでも一度も見せてくれませんでした。

    そのようなワタクシが現場にいつも居れたのは、探検家のセクハラおじさん(実際はセクハラは一切してませんでしたが)が私を誘ったからであり、逆に言えば製作スタッフからすれば気に入らない存在ではありました。

    また、船でテレビ局のカメラマンとも交流があったため(カメラAさん)、とてもイヤラシイ存在に映ったかもしれません。

    そんな感じで、9時に白いワゴンに乗り、牧場へ。

    今日は、宝の暗号を元に、制作スタッフと金属探知機班で、宝の在り処までの道のりに杭を打つという作業が午前中行われました。
    いつものように、走り回るAD。
    途中から、
    「そこ、押さえといて」と、
    言われる次第。
    おっとうとう来ましたよ。仕事が。

    お昼、今日はサングラスおじさんが熱中症にやられたため、
    「俺の分の飯をくってくれ」
    と、飯を食べさせてもらいました。
    正直、金のかからない旅行に興奮しまくりでした。

    比較的、仕事もスムーズに進み、夕方の作業も行い、18時に解散し、キャンプ場へ戻りました。

    一緒に働きながらも、寝床はなく半日以上は一人というのはとても孤独です。一人暮らし経験のない私は、「こんなものなんかな〜」と孤独を感じ翳りゆく夕日を海水浴場で上を見ながら眺めていました。

    暮れ行く夕日は美しい・・・zzzzという感じで気がつけば寝入ってしまい、薄ぐらーくなってました。

    そんな中、一つの軽トラが、キャンプ場に来ました。
    遠くで会釈をしているようで、誰なんだろ〜って近づいてみると、昨日船で一時間くらい喋っていた
    カメラマンの人でした。

    「夜、お酒持ってきて
     星を眺めに来てもいいかな〜?」

    と言って、また来ると言い残し、去っていきました。

    多少、気持ちは高まるものの、「ほんまかいな〜」という期待薄状態で、寝待ちすることにしました。

    それにしても、孤独を感じる夜ってのは、本当に静かなもんです。昨日、なついていたネコも今日は来てくれません。


    そして待つこと2時間。
    軽トラにカメラマン3人登場〜。降りるや、いきなりビールをくれ、
    カンパ〜イ。
    その後、軽トラの荷台で仰向けになり、星を見ながら色々と話をしました。焼酎も進む進む。


    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    こっからは業界トーク

    今回の24時間テレビでは、宝島に中継車が必要という理由か何かは知りませんが、カメラマンは全て日テレの社員によって構成されておりました。
    カメラマンは計3人来ており、音声さんなり、ドライバーなり、照明さんなり、カメラアシスタントなりで、14人の人が宝島に来ていました。(11人は土曜日に到着)

    初日の話にも書きましたが、彼らは「技術スタッフ」と呼ばれ、当然テレビには不可欠な存在であります。
    「製作スタッフ」とは異なり、彼らは目や耳はあっても口というものが存在しない集団であります。
    要するに汚い言い方をすれば、「製作スタッフ」の作ったものをただ撮るだけという人達であり、番組の編集にかんしては、基本(今回は)「製作スタッフ」がしていました。

    「技術スタッフ」という存在は、どういう位置づけにあるか・・といいますと、ホンネはどうであれ、建前上は「製作より上、若しくは同等」という位置づけであります。
    当然、製作スタッフは撮影の際に、頭を下げて撮影を行っております。

    あと、基本的に、今回の24時間テレビの場合、日テレは制作会社にほぼ丸投げ状態で、現場の指揮なり、製作の大半はイベント会社が受け持っています。
    そのため、日テレのカメラマンと、日テレに製作を依頼されたイベント会社、関係はビミョーと言えばビミョーです。 どっちが上なの?という問題です。


    そういうことは、基本的に、テレビ業界に限らず、一般に技術者の居るところでは、よくある関係だとは思いますが。


    ここからなんですが、酒を飲めば本音が漏れるもんです。。
    「あの予算で宝を発見するなんて無理な話だよ〜」
    「そもそも発見しようって気はないよ〜」
    だのと、何かと番組への愚痴をこぼしておりました。
    確かに24時間のみで宝を発見しようってのは、けっこう無茶な話です。ちなみに、宝を掘り当てたというケースは日本ではほぼ皆無らしく、無茶な企画だと。

    ちなみに、予算は・・・ウンゼンマソでした。

    一般に多いような気がしないこともないでしょうが・・・イベント関係に携わると、あの規模であの予算は・・・少ないでしょ〜と個人的にも思います。
    やっぱりうん億はいると。

    その後は、お決まりの
    「芸能人ってやっぱり偉そうなんですか?」
    という質問をしてはみましたが、「いい人ばっかりだよ。少なくとも生き抜くには人間性が必要だよ」と、聞き慣れた質問だったのか、喋っている途中から答えてました。

    その後も、製作スタッフとうまくいっていないワタクシを気遣い、「泊まる場所を手配するように言ってあげるよ」とか、「バイト代を出すように言ってあげるよ」だのと、色々と気を使ってくださり、とてーも心が洗われ、酒がとてーも美味しく飲めました。

    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    業界トーク終了

    そして3時間くらい飲んで、帰って行きました。。


    その後、また一人になり、
    嗚呼、いい酒を飲んだわ〜、そういえば、携帯の充電でもしないと〜と、電気が唯一供給できる場所まで、暗闇を(酔っている事もあり)全力疾走してみたところ・・・。

    ものすごい勢いで倒れ込みました。

    なぜか、不自然なところに50センチ近い穴があり、そこに足をひねってこけました。
    足がもげるかっていうくらい痛く、
    「痛い、痛い・・・」
    と小声で言い続けながら、その場で1時間もがき苦しみました。

    その後、這いつくばって、何とか充電をし、流れる脂汗を拭きながら、なぜか寒気もし、震えがとまらず・・・。


    痛くて寝る事も出来ず、また立つことも出来ない状態のまま・・・
    夜が明けていきました。。



    3へ続く

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